
こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。
突然ですが、今年2023年は何の年だかご存じですか?
なんと今年は、東京ディズニーリゾートが開園40周年を迎えるのです!!日本に開園して以来その勢いは衰えることを知らず、リピート率は驚異の98%を誇ります。いわば日本トップのアミューズメントパークといえるでしょう。
40年もの間、高い人気を維持し続けることは容易なことではありません。では、何がそんなにディズニーリゾートの人気を保ち続けるのでしょうか。その秘密を探ってみたいと思います!

世界観遵守へのこだわり
ディズニーリゾートの周辺には、舞浜イクスピアリや葛西臨海公園などの大型施設、ディズニーホテルを含めた周辺ホテル、舞浜駅やディズニーリゾートラインなど様々な施設がありますが、パークの中からは意外なことにそれらはほとんど見えません。土を高く盛り、植物を植えて壁を作ることで視覚的なシャットダウンを行っているからです。
このシャットダウンは、外部だけでなく内部でも行われています。「ホーンテッドマンション」や「ビッグサンダーマウンテン」に乗車した際、ぜひ避難誘導灯や非常用照明器具を探して見てください。アトラクションが緊急停車した際は、もちろんすぐ見つけることができますが、通常に運行している時は真剣に探さないと見つけることができないと思います。
ちなみに、シンデレラ城の改修工事を行っている期間は、工事中の状態をなるべく見せないよう、シンデレラ城の絵が本物そっくりに描いてある垂れ幕が掛けられていました。アトラクションが途中で止まってしまったとき、そのアトラクションの世界観を崩さないアナウンスが流れるのも、ディズニー側の「夢を提供する」ことへのこだわりを感じます。
ゲストが現実世界を忘れて夢の世界に浸れるよう、最大限の取り組みをしていることが分かります。せっかくゲストが遊びに来ているのに、日常生活の風景が見えてしまってはディズニーの世界観が台無しになってしまいますもんね。ディズニー側の「世界観遵守」に対する強いこだわりが感じられます。

ゲストへのきめ細かな配慮
ディズニーリゾートにはたくさんのエリアがあり、それぞれのテーマに合わせて流れているBGMも異なります。ですが、ディズニーリゾートでBGMが混ざっていてうるさかったなんて経験、したことありますか?きっとないはずです。なぜなら、ディズニーリゾートでは巧みに隠されたスピーカーにより、音量や音の向きが調整されているからです。
このスピーカーは指向性といって、特定の方向に音や電波を強く発信する仕組みを利用しています。音をエリア内だけに向けることで、BGMが混ざることを防いでいるのです。このスピーカーは、建物のベランダにある樽や箱の中に隠されていたり、茂みの中にひっそりと置かれていたりと、ゲストの目に触れにくいという配慮も為されています。
ディズニーランド内にあるアドベンチャーランドとウエスタンランドの境目には、大きな滝が流れています。この滝の流水音で、エリアの音同士が混ざるのを避けているのです。全てのエリアにスピーカーを置かなくても、滝でBGMを遮るなんて考えもしなかったですね。ちなみにこの滝ですが、BGMの混在を避ける役割の他、蚊を寄せ付けない役割も担っています。蚊は「動きのある水」には発生しません。つまり、滝が流れている場所に蚊は寄り付かないということです。
また、ディズニーリゾートの水は常に、水のリサイクル活動によって動いているので、動きのなさそうな川や池の周辺にも蚊は発生しません。ディズニーリゾートで蚊に刺されないのは、そもそも蚊がパーク内にいないからというのが理由の1つだと考えられますね。せっかくの素敵な1日を、音や蚊に刺されといったストレスな要因で邪魔されてしまっては、思いっきり楽しめませんからね。ゲストには、ディズニーで最高の1日を過ごしてほしいという配慮が感じられます。

流動的な変化で飽きさせない
ウォルトディズニーによる「ディズニーランドは永遠に完成しない」という言葉は有名かと思いますが、その言葉通りディズニーリゾートは常に進化を続けています。例えば、園内には四季折々の花や草木が植えられています。どの季節に行っても違った様相が見られるのは、ディズニーリゾートの飽きない点の1つに挙げられます。
そして、定期的に発売される新グッズも、ゲストを飽きさせない理由の1つです。ディズニーシーの人気キャラクターであるダッフィーフレンズは、毎年シーズンごとに新グッズの発売を開始します。前のグッズの発売期間終了の翌日が、次に始まる新グッズの発売日です。このように、次から次へと新しいグッズを発売し、ゲストを飽きさせない工夫をしています。
グッズが完売したら再販を繰り返したり、ランドとシーでグッズの発売日をずらしたり、ディズニーリゾートは「また行きたい」「何度でも足を運びたい」と思わせる商法を取っています。それはアトラクションも同じで、人気アトラクションの点検時期をずらしたり、新アトラクションを流動的にオープンさせたりと、常に進化を続けています。
ソアリンのオープンに始まり、美女と野獣エリア、ベイマックスの開設が続きました。そしてもう時期、ディズニーシーに新エリアがオープンします。想像力が働く限り、ワクワクしたものは全て形にする努力をすることが、ゲストを飽きさせない秘密なのですね。

まとめ
この記事では、ディズニーリゾートが長年人気を維持して来た理由について書いてきました。3つのポイントを挙げましたが、共通しているのはどれも「ゲストのことを1番に考えている」という点です。せっかく足を運んでくれたのだから、最高の思い出を作ってほしいという一貫したビジョンがあります。
だから、ゲストにとってストレスになり得るものは出来るだけ排除し、ゲストが喜んでくれることを徹底してやるのです。ゲストのために最も良いことをやり続け、同じ視点に立って自分たちもワクワクできるからこそ、ディズニーリゾートは常に人気を維持しているのだと考えられます。
この視点は、ビジネスにとってとても大切なことですね。常にクライアントの利益を1番に考え、行動に移せるというディズニーリゾートのビジョンを胸に刻み、これからの仕事に生かしていければと思います。そして最後に、東京ディズニーリゾートさん、40周年おめでとうございます!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
※引用元
東洋経済 |ディズニーの仕掛け人・堀貞一郎に学ぶ「地方創生」
ディズニーリゾート攻略情報 |ディズニーリゾートの音の秘密
日経ビジネス |なぜディズニーランドには蚊がいないのか
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