こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。
日常的に使っている日本語の文章。小学校の国語の授業で文章力を習いそれが身について使用している方がほとんどだと思いますが、Z世代は句読点を嫌うというのです。
今回はその理由について調べてみました。
「。」「、」の意味
皆さんはそもそも、「。」「、」の意味をどう理解していますか?
句読点と言われますが、句読点とは、句点「。」と読点「、」のことを指します
句点は、文字の文末に用いられます。読点は、文の区切りや意味が変わる際に用いられます。
句点のルール
・文章の終わりに句点をつける
・カッコ内の文末やカッコ外の文中には句点を使用しない
・文末に記号がある場合は句点を使用しない
読点のルール
・主語が長い場合は後ろに読点をつける
・漢字・平仮名の区切りや意味の切れ目に読点をつける
・接続詞の後には読点をつける
・固有名詞が並んでいる時は区切りに読点をつける
いくつか例外はあるもののこれらがルールとなります。
句読点を嫌う理由
では、なぜ若者世代は句読点を嫌うのでしょうか?
それは多くの人が使用しているコミュニケーションチャットツール上で起こっています。
Z世代は、チャット上でほとんど句読点が付かない文章のやり取りをしています。
若者にとってSNSでのやり取りは会話です。「マジ?」「すごいね」「おけ(オッケーのこと)」など、単語や短い文章で送られることが多く、わざわざ句読点をつけることはありません。
ミドル世代が書いてしまいがちな、いわゆる「おじさん構文」「おばさん構文」と揶揄される文章がありますが、それは、長文のメールです。長文には句読点がないと読みにくいですよね。文章は句読点をうまく使い読みやすくしています。そこに絵文字を入れ込み感情を表します。
Z世代とおじさん世代のLINEメッセージの違い
ところが、Z世代から見ると、「。」は怒っているように見えるそう。句読点(が用いられた文章)には「冷たい印象」を受けてしまうとのこと。
また、長文で絵文字がないかしこまった内容のメッセージに対しては、「黒いLINE」と呼ばれ、「黒いLINE怖い」なんて言われています。
若者はチャットに慣れており、短いテキストで送りあいます。文章の中で本来句読点を打つべきところで送信してしまうため句読点を打つ必要がないのです。その短いテキスト内で敢えて句読点が入ると怖く感じるようです。
以下は北海道放送(HBC)さんがアンケートに取った若者の気持ちです。
20代女性
「ちょっと冷たいような感じ」
10代男性
「『。』だけで読み方が変わる。怒ってるのかなって」
10代男性
「作文やきちんとした文章には『。』をつけるけど、日常会話(LINE)で『。』がつくと怖い」
本来ある意味とはまた違った意味として伝わってしまっているようですね。
Z世代の文章を真似してみよう
1.絵文字は分の最後に一つだけ
絵文字の乱用は禁物。本当に文章を強調したいときだけ使用しよう!
2.好かれる絵文字ベスト1は笑顔😊
笑顔の絵文字を一つ付けるだけで印象が良くなります。
3.一文ごとに送信ボタン
チャットに長い文章を打ち込むのは嫌われる要因。一文ごとに送信してみよう!
4.「おうかがい文」で好印象
「~してください」より「~してくれますか?」の方が感じのいい印象を与えます。
無理に今の文章を直す必要はありませんが、上記のことを意識してみるとZ世代に馴染みやすくなるかもしれませんね!
まとめ
今回は若者が怖く感じる句読点について調べてみました。
句読点が怖いだなんてちょっとビックリな世代です。これがジェネレーションギャップですね…!
でも、句読点が怖いと感じるのは「チャット上」のみで、ビジネスや学校などでは句読点を使った文章を使っているようです!
世代間を超えてのやり取りの中で、「え?」と驚くようなことがあっても仕方ないことではありますが、お互いが理解することで見えてくるものが違ってくるかもしれません。色々な知識を得ることはとても大事ですね!
アサヒコミュニケーションズでは集客・販促・売上UPなど様々なご相談にお答えします!
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