◷2023.09.26
こんにちは。アサヒコミュニケーションズです。
皆さんは「空飛ぶクルマ」知ってますか?
それってヘリコプターなんじゃ…?と思ったりもしますが、ヘリコプターや飛行機との違いは、小型であり電動・自動の空の移動手段ということ。
アニメや映画などで未来を描かれている時に見たことがある気がしますよね?道路の渋滞中に上を飛んで行ったり、窓to窓の荷物の配達だったり。。
今回は、そんな気になる「空飛ぶクルマ」について調べてみました!本当に使われることになったらすごい世の中になりそう…!
空飛ぶクルマとは?
画像:経済産業省ウェブサイト(https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/robot/aam_eng.html)
空飛ぶクルマは、一般的に「空飛ぶ自動車」または「空飛ぶ車」とも呼ばれ、地上を走行するだけでなく、垂直離陸や水平飛行が可能な乗り物とされています。
自動車と飛行機の特性を組み合わせたもので、都市間の移動や交通渋滞を回避するための新しい交通手段として注目されています。
空飛ぶ車は、従来の自動車の機能に加えて、垂直離陸と水平飛行が可能な乗り物です。これは、道路上の走行と飛行を両立させることで、都市間の移動や交通渋滞を回避し、より効率的な移動手段を提供することを目指した新しい交通概念です。
一般的には、地上を走行する際には自動車のようにタイヤを使用し、飛行する際にはプロペラやジェットエンジンなどの飛行用の推進装置を利用します。自動車と同様に移動しながら、必要な場合には空中に飛び上がることができます。
また、航空機は滑走路、ヘリコプターにはヘリポートが必要ですが、空飛ぶクルマにはそれらが不要であることも特徴です。
空飛ぶクルマの市場予測
モビリティ分野の新たな動きとして注目されている「空飛ぶクルマ」は、電動・垂直離着陸型・無操縦者航空機を1つのイメージに、世界各国で開発が進んでおり、日本においても走行空間や制度整備の課題はあるものの、都市部での送迎サービス、離島や山間部の新たな移動手段などにつながるものと期待されています。
今後「空飛ぶクルマ」は、全世界的に普及していくことが予測されており、2040年(令和22年)までに、その市場規模は約160兆円規模になると考えられています。
引用:国土交通白書 2020より
空飛ぶクルマが実現したら世の中はどうなる?
空飛ぶ車が実現した場合、世界はさまざまな面で大きな変化を経験する可能性があります。以下にその一部を挙げてみましょう。
交通渋滞の軽減
空飛ぶ車が普及すれば、地上の道路だけでなく、上空も利用できるため、交通渋滞が軽減される可能性があります。利用することでスムーズな移動が実現できるかもしれません。
高速移動の実現
空飛ぶ車は、直線距離を無視して移動できるため、その間の都市移動が迅速になる可能性があります。これにより、長距離移動の負担が少なくなります。
都市のデザイン変更
空飛ぶ車が普及すると、地上に必要な交通インフラの需要が減少する可能性があります。道路や駐車場の必要性が減少することで、都市のデザインが変わる可能性があります。
新たなビジネスモデルの登場
空飛ぶ車の普及により、空中移動に関連する新たなビジネスモデルが生まれるかもしれません。空飛ぶタクシーサービスや空港へのアクセス手段などが考えられます。
夢が広がりますねー!
空飛ぶクルマの災害対応
また、災害の際にも役立つことが予想されています。
迅速な応答
空飛ぶクルマは、地上交通の渋滞を避け、空中から直接災害現場に迅速に到達できます。この速さは、救助活動の成功に大きく寄与します。特に災害初期の生存者救助に役立ちます。
アクセス困難な地域への到達
空飛ぶクルマは、山岳地域、孤立した島々、洪水で浸水した地域など、通常の交通手段が到達しにくい場所にもアクセスできます。これにより、避難者の救助や医療物資の供給が可能になります。
空中からの視点
空飛ぶクルマは高い位置からの視点を提供し、救助隊に現場の状況を詳細に把握する機会を提供します。これにより、被害の範囲や被害者の位置を特定し、救助活動を最適化できます。
複数の任務の遂行
空飛ぶクルマは、救助活動だけでなく、物資輸送、医療支援、通信中継、偵察、監視など、さまざまな任務に対応できます。これにより、総合的な災害対応が強化されます。
24時間運用
空飛ぶクルマは、夜間や悪天候の条件下でも運用できるため、救助活動を連続して行うことが可能です。これは災害対応の重要な要素です。
自律的な運転
自動運転技術の進歩により、空飛ぶクルマは自律的に運転される可能性が高まります。これにより、救助隊員の負担を軽減し、安全性を向上させることができます。
海外の進捗は?
アメリカ・シリコンバレーのエアモビリティ企業「ASKA」は、2023年7月21日、世界初となる空飛ぶクルマ「ASKA A5(以下、A5)」の実用化に関し、米国FAA(連邦航空局)の型式証明手続きを正式に開始したことを発表しました。
ASKA社のA5機種は、公道を走れるだけでなく、空を飛んで移動できる4人乗りのeVTOL(イーブイトール[Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft]/電動垂直離着陸機)を搭載しています。
すでに、このモデルは、米国DMV(自動車管理局)よりナンバープレートを取得し、公道での走行試験を実施済み。それに加え、今回は、FAAによる認証書(COA)と特別耐空証明を取得して飛行試験を開始したことで、空を飛ぶために必要な米国の認可を得ようと動きだしたといいます。
このモデルは2026年の商業化を目指しており、なんと1機=78万9000ドル(約1億1186万円)で販売予定とのこと!
ASKA以外でも、世界各国において空飛ぶクルマの開発は行われておりますが、競争は激化しており、機種形態や販売価格にも大きなばらつきがあるようです。
日本で実現するのはいつ?
現在、空飛ぶ車の実演が予定されているのが、2025年に開催予定の大阪万博です。
大阪万博のコンセプトは「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」とし、会場を新たな技術やシステムを実証する、「未来社会の実験場」と位置づけています。空飛ぶ車はコンセプトにピッタリですので実演が見られるのが今から楽しみです。
国内外問わず、実装の目安は2023~2026年頃が見込まれているようです。
空飛ぶクルマ実現に向けての壁は?
夢が広がる一方で、空飛ぶ車の実現にはいくつかの欠点や課題があります。以下に、その主な点をいくつか挙げてみましょう。
安全性と信頼性: 空飛ぶ車は地上交通よりも高い高度で飛行するため、安全性と信頼性が非常に重要です。 空中での衝突や事故が発生した場合のリスクをどのように最小化するかが課題です。
技術的な課題
空飛ぶ車の設計や製造には、高度な技術が必要です。推進システム、自動操縦技術、空中での安定性確保など、多岐にわたる技術的な課題があります。
航空法規と規制
空飛ぶ車が空中で運行される場合、航空法規や交通規制をどのように適用するかが課題です。
インフラの整備
空飛ぶ車を運行するためには、適切な離着陸場所や充電・給油施設が必要です。これに関連するインフラの整備や設置が課題です。
環境への影響
空を飛ぶ車が増えることで、大気中への騒音や排出者の影響が増加する可能性がある環境。への影響を考慮し、持続可能な運用方法を検討する必要があります。
コストと普及の課題
空飛ぶ車の開発や製造、運用には高いコストがかかる可能性があります。また、普及までには多くの社会的、経済的な障壁が存在するかもしれません。
空域の漂流
空飛ぶ車が増えると、空域の混乱が評価されます。 空中交通管理システムの開発と運用が必要です。
人間の運転と自動運転の課題
空飛ぶ車の運転は、地上の自動車よりも高度なスキルが求められる可能性があります。自動運転技術の進化や、人間と機械の協調運転に関する課題もあります。
これらの限界点を克服し、安全で効率的な空飛ぶ車の実現を目指すには、技術研究と開発だけでなく、法的・規制的な安全な整備、社会的合意の形成などが必要です。
環境への影響: 空飛ぶ車が増えれば、地上交通よりも大きな気中の騒音や排出者の影響が大きくなる可能性があります。そのため、環境への影響や持続可能性についても検討する必要があります。
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
様々な問題がまだまだあるようですが、個人的には早くその活躍を見てみたいな!と期待しています。
海外の動きの方が早いのではという話もありますのでその動向に注目していきたいと思います!
アサヒコミュニケーションズでは集客・販促・売上UPなど様々なご相談にお答えします!
ぜひ、お気軽にご相談ください!
Comments