top of page
検索

地球とカラダにやさしい!今話題の「プラントベースフード」



こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。


世界的に注目され日本でも関心が高まりつつあるプラントベースフード

植物性の食品を中心に食べるという点でヴィーガンと混同されることも多いプラントベースフードですが、厳密には摂取可能な食品や考え方で異なる点がいくつかあるようです。


そこで今回はプラントベースフードとはどういった食事法であるかをはじめ、ヴィーガンとの違いや注目を集めている理由を紹介します。



「プラントベースフード」とは?

プラントベースフードとは植物性の食材からなる食品や、それらをより多く積極的に取り入れることをコンセプトとした食生活のことを指しています。

プラントベースフードでは「野菜、果物、全粒穀物、植物油、ナッツ」など植物性の食材を中心にバランスよく摂ることを推奨していますが、乳製品や卵など動物性の食品を食べることも可能です。


アメリカではこうした食事法のことをプラントベースダイエットと呼んでいて、生活習慣病の発生リスクが低下するなどの健康上のメリットからプラントベースフードを選択する人が増えてきています。


引用元:日本トレンドリサーチ


「知っていた」と回答したのは23.0%

近年、注目が集まってきている「プラントベースフード」ですが、日本ではまだまだ多くの方に知られているとは言えないようです。



ヴィーガンとの違いは?

◆ヴィーガン…一切、動物性食品を摂らない食生活のこと

◆プラントベースフード…動物性食品を食べることもある


ヴィーガンは完全菜食主義といって肉類はもちろん、卵、乳製品、魚、はちみつなどのあらゆる動物性食品を摂らない食生活のことです。また、革製品やシルクといった食品以外のものでも動物性の製品は一切使用しないことからもわかるように、動物愛護や脱動物搾取という思いからヴィーガンになることを選択する人が多いのも特徴です。


一方でプラントベースフードは、健康志向や環境保護を主な目的にしていることが多いことや、動物性の食品を食べることもあることから、ヴィーガンとは違うことがおわかりいただけるかと思います。



サステナブルな食生活としても注目を集めている

プラントベースフードは健康にいいだけでなく、地球環境の保護にも役立つサステナブルな食生活として注目を集めています。


◆畜産由来の温室効果ガス排出削減◆

日本の農林水産分野の温室効果ガス排出量は、約5000万トンで(2018年度)、そのうち約1370万トンは家畜の排せつ物から発生するメタンや一酸化二窒素と、30%程度を占めています。


特にメタンについては二酸化炭素の次に地球温暖化を進める温室効果ガスであり、牛などの家畜のゲップや排せつ物が大きな要因のひとつです。一方でメタンは温室効果ガスの中でも分解されやすい性質を持っていることから、私たちが行動することにより地球温暖化の速度を抑えることが可能な温室効果ガスとしても注目されています。


メタンや一酸化二窒素の排出源は畜産に限ったことではないものの、プラントベースフードを取り入れる人が増え、将来的に家畜の飼育数が減少し、畜産由来の温室効果ガスが削減されることで気候変動の緩和につながる可能性を秘めています。


◆水資源の節約◆

家畜が肉として出荷できる状態になるまでにはたくさんの水が使用されているのをご存知でしょうか。数年かけて飼育される牛では特に水の消費量が多く、1kgの牛肉を作るにはその約20000倍もの水が必要だとされています。これは単に飲料用というよりも、牛の飼料となる穀物を生産する際に多くの水が使われているということ。肉食を控えてプラントベースフードに移行することで、水の使用量の大幅な削減が可能です。


日本は比較的水資源が豊富な国ではありますが、渇水が全く起こらないかというとそうではありません。また私たちが食べている牛肉のほとんどは海外からの輸入であることからも、世界で起こっている干ばつや水資源の枯渇といった問題にも目を向ける必要があります。


◆食糧問題の解決策◆

国連の調査によると現在77億人とされている世界の人口は、2050年までに97億人にも達するという予測がされています。そうなれば当然穀物や肉類などの消費量も増加することとなり、食糧の生産性を高める必要があります。さらに地球温暖化による自然災害を原因とした農作物の不作など、さまざまな要因で食糧不足が起こる可能性があるのです。


肉類の供給を増やすには今以上に大量の穀物や土地を必要とすることからも、植物性のタンパク質源を摂る生活にシフトすることで食糧不足の解決につながると考えられています。



プラントベースフード取り組み事例

日本ではまだまだ馴染みの薄いプラントベースフードですが、大豆ミートを使用したお弁当やレトルト食品などがコンビニで販売され始めるなど、気軽に入手できる場所が増えてきているようです。



●v2food

引用元:v2food


v2foodはオーストラリアのシドニーに本拠地を置く代替肉企業です。

「v2food」という名前は「version2のお肉を作る」という同企業の目標に由来しているんだとか。

ヘルシーでありながらジャンクフード的な味と見た目を併せ持った食品の開発を行っています。

現在は渋谷や六本木など都内に5店舗がオープンしていて、植物性の食材や体に優しい素材にこだわった食事やデザート、ドリンクなどを楽しむことができるようです。



IKEA

引用元:イケア


スウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアの日本法人イケア・ジャパン株式会社。

イケアでは「より健康的でよりサステナブルな暮らし」と「気候変動への取り組み」をテーマにしたサステナビリティ・キャンペーンにあわせ、プラントベース(植物由来)フードの新メニューを全国のイケア店舗で販売しました。

大豆などでできたカツや大豆、コーン、オニオン、グリーンピースなどでできた具材を使用したロールキャベツなどお肉好きな方でも満足できること間違いなし!



●パソナ、カゴメ、不二製油

引用元:カゴメ


2021年3月にパソナ、カゴメ、不二製油ら日本の15企業が連携し、植物性食品を取り入れたライフスタイルの普及を目指すための「Plant Based Lifestyle Lab」が設立されました。

野菜と大豆から作られた「ベジミートボール」を使ったマサラカレーやトマトソースなど、動物性原材料が配合されていない商品がラインアップ。

日本でもプラントベースフードへの関心が徐々に高まってきていることが実感できますね。



さいごに

今回は健康的で環境保護にもつながる食事法のプラントベースフードについて紹介しました。

厳格なヴィーガンと比べて動物性食品を食べることができるプラントベースフードは、食生活を見直してみたいと考える方にとって比較的取り組みやすい食事法です。


まずは自分の体の健康のために週一回など、無理のない程度で始めてみるのもいいかもしれません。



アサヒコミュニケーションズでは集客・販促・売上UPなど様々なご相談にお答えします!

ぜひ、お気軽にご相談ください!


 

All Post    マーケティング    リサーチ    Web    BreakTime

bottom of page