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【EC×配信】注目の販売法「ライブコマース」とは



こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。


日頃、みなさんはどこで買いものされていますか?

ネットでモノを買うことが当たり前になったという人も多いのではないでしょうか。

そんな中、「ライブ配信で売る」という新たな販売形態が注目され、急拡大が見込まれています。


今日は「ライブコマース」について、メリットや事例をご紹介します。



ライブコマースとは?

「ライブコマース」とは、販売したい商品のライブ動画を配信し、商品の内容を詳しく説明しながら購入を促す販売形態のことです

視聴者は配信者にチャットを通して質問したり、配信画面から直接購入したりできます。顧客とのコミュニケーションの活発化や、商品のより細かな詳細の伝達につながり、購入率は通常のECサイトに比べ高い傾向にあります。


中国から広まり日本でも「動画での商品説明が分かりやすい」という理由で人気を集めているのです。



”ライブコマースがすでに成功している国は?”


iresearchが公開したデータによると、2019年中国ライブコマースの流通額は4168億元となり、2020年は1兆元を超える見込みで、今後の5年間も成長していき、2025年には6兆元を超えると予測。

さらにライブコマースの売上が中国ネット通販小売総額を占める割合も2019年は4.2%、2020年には11.2%となり、2025年には23%に拡大していくと予測されています。


中国では莫大な市場規模となっているライブコマースですが、ここまで流行した背景にはどのようなものがあるのでしょうか。


ホンモノを買いたい

文化的に偽物が多く出回ってきたことが大きいでしょう。偽物を買わないためには、「信用できる人から購入すること」が重要となります。そこでトップインフルエンサーの出番です。「この人の発信なら信用できる」「この人が紹介するなら本物だ」となるわけですね。


トップインフルエンサーが、ライブコマースで商品の紹介や説明をすることで、視聴者は信用して購入するという流れが根付いたのだと思います。


インターネットによる情報入手が可能に

中国においてライブコマースが流行した背景の一つとして考えられる理由は、インターネットが広く普及したことです。多くの人がインターネットを通じて情報を収集・発信できる環境が整ったことで、 SNS や EC の利用が拡大しました。


コロナ禍における巣篭もり需要

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛もライブコマースの流行を後押しする要因となったと考えられます。中国においても2020年には外出自粛が広がったことで、店舗営業が難しくなる状況にありました。 消費者が外に出られないため、店舗を構える企業の売上も立たないという状況はライブコマースの利用者とともに新たに参入する企業が増加するきっかけとなり、流行を後押しする結果となりました。



ライブコマースを取り入れるメリット

ECサイトにライブコマースを取り入れるにあたり、どのようなメリットがあるのでしょうか?


臨場感のある購買体験が提供できる

リアルタイムの配信であるライブコマースは、配信者と視聴者がコミュニケーションを取りながら商品を購入するという購入体験を提供できる。そのため、消費者は実店舗において実際に店員と会話しながら商品を購入しているような感覚や臨場感を味わえ、満足度向上が期待できる。


商品の魅力を的確に伝えられる

従来のECサイトでは、購入を検討している商品があっても、使用方法や別の角度からの写真など、購入前に確認しておきたいことを全て確認するのは難しい。一方、ライブコマースであれば、チャットで質問するとリアルタイムに配信者が答えることができるため、より商品の魅力を的確に伝えられるといったメリットがある。商品によっては、開発者や生産者など作り手が登場する配信の方が、商品にかける思いや魅力が伝わりやすく、購入意欲につながるケースもある。


新しい客層を獲得できる

ライブコマースでは、多くのファンやフォロワーを持つタレントやインフルエンサーにライブ配信を行ってもらう手法を取り入れられる。これにより、通常では接点のないような顧客へのアピールにつながり、新しい客層の獲得が期待できるのもメリットだ。ライブコマースを通じて、商品やブランドを知ってもらうきっかけが得られる可能性も高い。


商品開発やキャンペーンのヒントが得られる

チャットを通じて視聴者とコミュニケーションを行うことは、販売以外にも顧客のニーズを知る機会となり、商品開発やキャンペーンのヒントが得られる。例えば、色やサイズについての質問が多い場合には、色とサイズ展開をもっと幅広く対応することで、より売上が上がる場合も考えられるだろう。ECサイトで購入した商品にレビューを書くよりも、ライブコマースでコメントを残す方が気軽にできるため、多くの視聴者の声をデータとして集め、よりよい商品やサービスを生み出す手段としても活用できる。



日本での普及と国内事例

実際にライブコマースを活用している企業・ブランドの事例についてご紹介します。



【アパレル】ユニクロ(UNIQLO LIVE STATION


ユニクロは、2020年に「UNIQLO LIVE STATION」というライブコマースを開始しました。

内容はタレントや有名人、ファッションモデルがユニクロの商品を着て登場し、コーディネートのポイントなどを解説するというもの。ただ商品の魅力を伝えるというよりは、視聴者の疑問や悩みに回答しつつ、楽しく商品を紹介するという雰囲気の内容になっています。


また、視聴者はライブ配信動画を見ながら、気になった商品をそのままECサイトやアプリ内で直接購入することが可能。この利便性も人気の理由です。



【アパレル】SHIPS(SHIPS SHOPPING TV


アパレルセレクトショップSHIPSも「SHIPS SHOPPING TV」を配信しています。

特徴として挙げられるのは、紹介する商品を自社のアイテムに限定していないということ。

つまり自社ブランドだけでなく、他社ブランドを取り入れたコーディネートを提案しているのです。

配信はインスタグラム、IGTV、YouTubeの3つから行われており、視聴者が好きなプラットフォームから見られるようになっています。また、視聴者を増やす施策としては、メール会員への配信告知をしています。このように視聴者が配信を見逃さないようにするというのも成功の秘訣ではないでしょうか。



【食品】三越伊勢丹


百貨店の三越伊勢丹がライブ配信サービスを導入したのは、国内では一足はやい2018年。

取り上げたのはお歳暮商品で、華やかなパッケージやこだわりの食材をリアルタイムで紹介し、大きな反響を得ました。以来、お中元・お歳暮ともにライブコマースに注力し、多彩なゲストも交えて商品の魅力を配信しています。



【コスメ】資生堂


良質な製品を提供し、国内外から高い人気を集める化粧品メーカーの資生堂は、2020年7月から国内向けにライブコマースを導入しています。実は、その以前から中国の顧客を対象とした越境のライブコマースをおこなっており、売上アップに成功していました。ビューティコンサルタントによる商品の特徴紹介や使い方のアドバイスを提供し、ユーザーからの質問にもリアルタイムで答えています。



さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

これからますます発展していきそうなEC販売の新しい形、ライブコマースについてご紹介しました。 今後、第5世代移動通信システム「5G」の普及が進むと、ますます動画コンテンツの需要は高まると予想されます。その中でライブコマースはきっとその存在感を強めていくでしょう。



※引用元

ウェビナビ|【ライブコマースの成功事例】日本企業の2022年最新事例まとめ20選

HandsUP By17LIVE何故中国でライブコマースが盛り上がっているのか

[Do! Solutions|ドゥ・ソリューションズ 今、注目の「ライブコマース」とは? “ライブ配信”で変わるこれからのEC~[前編]ライブコマースでできることとは?~



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