知ってた?ハロウィンでカボチャが使われるようになった意外な理由

こんにちは! アサヒコミュニケーションズです。
街を歩くとすっかりオレンジ色に彩られ、どこへ行ってもカボチャの装飾を目にする季節になりましたね。今週10月31日はハロウィンです。
すっかり秋の風物詩として定着したハロウィンですが、ふと「なぜカボチャなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、ハロウィンの発祥地であるアイルランドの伝統的なお祭りでは、カボチャではなく「カブ」が使われていました。
なぜ「カブ」から「カボチャ」へ変わったのか?
ハロウィンのシンボルといえば、顔がくり抜かれたランタン「ジャック・オー・ランタン(提灯持ちのジャック)」ですよね。
元々は、くり抜いた「カブ」の中にろうそくを立てて作られていました。

20世紀初頭にカブで作られた伝統的なジャック・オー・ランタンの石膏像。
※画像出典:Museum of Country Life / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)
当時の本物のカブのランタンの写真を見てみると、今の可愛らしいオレンジ色のカボチャとは違って、ゴツゴツとしていてかなりリアルで恐ろしい見た目をしています。
これが19世紀、アイルランドからアメリカへ多くの人々が移住した際、状況が一変します。
当時のアメリカではカブがあまり普及しておらず、代わりに豊富に栽培されていて手に入りやすく、大きくてくり抜きやすかったのが「カボチャ」だったのです。
アメリカに渡った人々が身近な素材で代用したことがきっかけとなり、今や世界中で「ハロウィン=オレンジのカボチャ」というイメージが定着しました。
なぜ「顔」が彫られているの?(ジャックの少し切ない伝説)
ところで、なぜあのランタンにはちょっと怖い顔が彫られているのでしょうか?
これにはアイルランドの古い民話が関係しています。 昔、ズル賢くて悪さばかりしていた「ジャック」という男が、悪魔をだまして「自分の魂を地獄に落とさない」という約束を取り付けました。
しかしジャックが命を落とした際、生前の行いが悪かったために天国へ行くことができず、かといって悪魔との約束のせいで地獄に入ることも拒否されてしまいます。
行き場を失ったジャックに、悪魔は足元を照らすための「地獄の火種(炭火)」をひとつ投げ与えました。ジャックは近くに転がっていた「カブ」をくり抜いてその火種を入れ、今も安住の地を求めて暗闇をさまよい続けている……という伝説です。
そこから、この不気味な顔のランタンを家の前に飾ることで、「あの怖いジャックや悪霊も恐れなして逃げ出す魔除け」として使われるようになりました。
ちなみに…カボチャの「呼び名」の豆知識
最後にちょっとした豆知識です。 私たちが普段食べているカボチャは英語で「Squash(スクワッシュ)」と呼ばれることが多く、ハロウィンで使われるあの大きなオレンジ色のカボチャだけを限定して「Pumpkin(パンプキン)」と呼びます。
英語圏で「パンプキン」と言うと、あのハロウィン用の丸くてオレンジ色のカボチャを指すため、緑色の日本のカボチャ(栗カボチャなど)は「Japanese squash」や「Kabocha」と表現されるそうです。
街で見かけたら…
今週末のハロウィン、もし街でオレンジ色のカボチャを見かけたら、「元々はカブで、ジャックという男の迷子の明かりだったんだな」とちょっと思い出してみてくださいね。
朝晩は急に冷え込む日も増えてきました。体調を崩されませんよう、どうぞ温かくしてお過ごしください。




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