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意外と知らない?日本の年度が4月始まりの理由とは?



こんにちは!アサヒコミュニケーションズです。


いつもメルマガを読んでいただきありがとうございます。今回は、ちょっと気になる「日本の年度はなぜ4月始まりなのか?」について解説していきます。


「え、当たり前じゃん?」と思ったあなたも、ちょっと待ってください!実は、この4月始まりには、歴史と文化、そして社会構造が複雑に絡み合った理由があるんです。


日本の年度が4月はじまりの理由
1. 古代からの農業暦との深い関係

昔々、日本は農業が中心の社会でした。収穫の終わった秋に新しい年度を迎え、春には田植えの準備をする…そんな生活リズムに合わせて、日本の暦は「秋始まり」でした。

明治維新で西暦が導入され、暦は「1月始まり」になりましたが、農業に深く根付いた4月始まりの習慣は、そのまま引き継がれたんです。


2. 春の芽出し、新たな始まりの象徴

4月は、冬の名残が消え、春の芽出しが始まる季節。厳しい冬を乗り越え、新たな生命が芽吹くこの時こそ、新しい年度を始めるのにふさわしいとされてきました。

新生活を始める人にとって、希望に満ちた4月は、まさに「新たな始まりの象徴」だったんですね。



3. 政治的な事情も?

明治時代初期、政府は西暦を採用しながらも、国民の抵抗を考慮して、伝統的な暦に基づく4月始まりを維持しました。

さらに、4月始まりは、旧暦では新年の時期にあたり、新政府にとって象徴的な意味を持っていたという説もあります。


世界の年度始まりは何月?

では、日本以外の国の年度始まりは何月なのでしょうか。

実は、多くの国では会計年度と教育年度の始まり月が異なります。


会計年度
  • 1月: アメリカ、カナダ (連邦政府)、中国、ドイツ、フランス、イタリア、インド、サウジアラビアなど多数の国

  • 4月: 日本、イギリス、カナダ (州・準州)、インド (一部)、南アフリカ、オーストラリア (一部)

  • 7月: オーストラリア (大部分)、ニュージーランド

  • 10月: アメリカ (連邦政府)


教育年度
  • 9月: アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、中国、韓国など多数の国

  • 4月: 日本


教育年度が4月はじまりなのは日本だけ?

一部の地域で4月はじまりの国もあるようですが一般的ではないようです。

なぜ日本だけ4月はじまりなのでしょうか?


教育年度の4月はじまりは日本だけ?

日本で教育年度が4月始まりである理由は、主に以下の2つの説があります。

  • 農業国だった名残: 明治時代の日本では、農作業の都合に合わせて4月に入学式を行う学校が多くありました。

  • 会計年度の影響: 日本の会計年度が4月始まりであるため、教育機関の予算編成もそれに合わせて4月から始まるようになったという説があります。


教育年度が4月始まりである国は、日本以外にはごくわずかしかありません。多くの国では9月始まりが一般的です。日本が4月始まりである理由は、農業国だった名残や会計年度の影響など、様々な説があります。


例外的に4月始まりの国があります。

タイの教育制度は日本と似ていますが、学年の開始は5月中旬です。ただし、一部の私立学校では4月から始まる場合もあります。


ほとんどの国は9月始まり

欧米や中国、韓国などの多くの国では、教育年度は9月に始まり、翌年の夏に終わります。これは、農業の収穫時期や気候などが影響していると考えられています。


現代社会でもメリットがいっぱい!

現代においても、4月始まりは、多くのメリットを生み出しています。

  • 入学・入社: 多くの学校や企業で、4月は新学期・新入社員の入社時期。4月始まりにすることで、スムーズな移行が期待できます。

  • 予算: 政府の会計年度も4月始まり。年度末に税収が集中するため、年度始めに予算を立てやすく、財政管理がしやすいと考えられています。


このように、日本の年度が4月始まりになったのには、歴史、文化、社会構造など、様々な要因が複雑に絡み合っていたんですね。


まとめ

今回は、日本の年度が4月始まりの理由について、少しだけ解説してみました。このメルマガが、あなたの「なぜ?」を解消する一助になれば幸いです。

次回のメルマガもお楽しみに!



 





 

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