こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。
6月に入りジメジメとした梅雨の季節になりましたが、6月ならではのイベント、「父の日」がもうすぐですね。
父の日は6月の第3日曜日と決まっています。今年は6月18日です!
プレゼントどうしよう?と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は意外と知らない?「父の日」の豆知識とお父さんたちが父の日に貰って嬉しいものなどをご紹介します!
父の日の起源
父の日は、父親への感謝と尊敬を表すための特別な日です。父の日の由来は、おおよそ20世紀初頭のアメリカ合衆国にさかのぼります。
父の日の起源は、1910年にワシントン州スポケーンで始まったと言われています。
ある女性、ソノラ・ドッドが、自分の父親であるウィリアム・ジャクソン・スマート牧師を称えるために、特別な日を設けることを提案しました。彼女の父親は、亡くなった妻との間の6人の子供を一人で育て、家族に対する愛情と献身を見せていたのです。
最初の父の日は、1910年6月19日にスポケーンで開催されました。その後、各州や地域で父の日が祝われるようになり、1924年にはアメリカ合衆国大統領カルビン・クーリッジによって国民的な行事として公式に認められました。そして、1966年には大統領リンドン・B・ジョンソンによって6月の第3日曜日に制定され、1972年には法律で制定されました。
日本での父の日の起源は、戦後の1950年代にアメリカの文化が日本にも広まったことによります。アメリカから輸入された文化や商業の中に、父の日も含まれていました。
1951年、日本で初めての父の日が祝われたとされる年に、当時の東京都渋谷区長であった長谷川良平が「父の日普及協会」を設立し、父の日の啓蒙活動を行いました。彼の取り組みにより、父の日が日本で一般的に知られるようになりました。
その後、1953年には商工省(現在の経済産業省)が父の日を公式に認定し、6月の第3日曜日を「父の日」とすることが決定されました。
父の日は、世界各国で祝われており、その日には父親への感謝や贈り物を通じて、彼らの存在と貢献を称える機会となっています。
父の日はなぜ6月なの?
父の日が6月に制定された理由は、ソノラドットの亡くなった父親の誕生月が6月であり、1910年6月に初めての式典が開催されたことが由来となっています。
男手一つで育てられてきた彼女は、「母の日があるのに父の日がないのはおかしい」と疑問に思い、「父親にも感謝する日を」と牧師協会に嘆願しました。
翌1910年の6月には、初めて父の日の式典が開催されます。その後、1916年に大統領が父の日に対する演説を行ったことで、一般にも広く知られるようになりますが、母の日とは異なり公認までには長い時間がかかりました。アメリカで父の日が正式に記念日として制定されたのは、ドッド夫人の嘆願から60年以上の月日が経った1972年のことです。
世界の父の日
父の日は、世界中のさまざまな国で祝われています。
日本のほかに、アメリカ、イギリス、フランス、中国、インドなどが6月第3日曜日、オーストラリアでは、9月の第1日曜日とされています。
イタリアやスペインなどカトリック系の国では、「聖ヨセフの日」である3月19日。
また、台湾は8月8日ですが、これは「パパ」と中国語の「八八」の発音が似ていることに由来しているそうです。
「父の日=黄色」は日本特有
アメリカでは父の日に贈るバラは赤と白ですが、日本では黄色いバラを贈る習慣があります。これは1981年に設立された日本ファーザーズ・デイ委員会が開催した「父の日黄色いリボンキャンペーン」がきっかけとなっています。愛する人の無事を願うという意味が込められた黄色いリボンの贈り物を薦めたことに由来しています。
お父さんがもらって喜ぶものは?
父の日.jpさんは「父の日に欲しいプレゼントは?」という質問で、全国の30代~70代の男性(計400名)を対象に、父の日に関するアンケート調査を実施されています。
こちらは2020年の調査結果となります。
「食べ物、飲み物」が20.5%で一番多い結果となっています。次いで「何もいらない」16.5%、「趣味に関するもの」13.5%という結果です。
「食べ物、飲み物」は形としては残らず感謝を伝えることができます。食べ物や飲み物は消耗品であり、時間が経つとなくなってしまいます。そのため、贈られた食べ物は一定期間内に召し上がることができますし、受け取った後も場所を取らずに済みます。特に、物にスペースが限られている場合や、受け取る側がミニマリストな方などには好まれる傾向があります。
「何もいらない」という回答も多いですね。そういう方たちは、物質的な所有よりも経験や時間を大切にする傾向にあるのかもしれません。特別な体験や思い出を作ることや、時間を一緒に過ごすことがより重要であると考えているのではないでしょうか。
手作りのカードや共同の食事やアクティビティの招待などがプレゼントとして適しているかもしれませんね。
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
父の日は、父親への感謝の気持ちを示し、家族との絆を深める特別な日です。普段なかなか言えない感謝の気持ちを示すことが出来るいい機会ですので是非特別な一日を過ごして頂けたらなと思います。
■出典:父の日.jp ( https://chichinohi.jp/ )
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