
こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。
歴史が苦手な人も「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」は覚えているもの。
しかし、教科書は5年ごとに書き換えられている為、あなたの知っている歴史は古いかも!?
解釈の移り変わりや新史料の発見によって変わることがあるのです。
近年の歴史はどのように変わったのでしょうか。
大きく変わった歴史教科書の今と昔を見比べ、知識をリフレッシュしてみませんか?
今回は「教科書の今と昔」についてお伝えします。
鎌倉幕府の成立は1192年ではない!?

誰もが知っているこの語呂合わせ。こちらも、現在の教科書には「鎌倉幕府が1192年に始まった」とは書かれていないようです。
これには理由があり、鎌倉幕府を構成する組織が1180年から1192年までの間に段階を踏んで整えられたと考えられているからなのです。
ご参考までに… 過程とは次のように考えられているようです。

日本最古の貨幣は『和同開珎(わどうかいちん)』ではない!?

日本最古の貨幣と言えば、「和同開珎」と答える方が多いのではないでしょうか。
しかし、今の教科書では、日本最古の貨幣は「富本銭(ふほんせん)」が正解です。
きっかけは、1999年1月に奈良県の明日香村にある飛鳥池工房遺跡で行われた発掘調査です。
この調査により、和同開珎が作られた奈良時代より前の飛鳥時代に富本銭が作られていたことが発覚しました。ただ、この富本銭の流通はかなり限定的なもので、「日本初の流通を目的とした本格的な貨幣」は和同開珎だったようです。
大化の改新の年号は645年ではない!?

「蒸しご飯でお祝い」などの語呂合わせで覚えた「大化の改新」。
現在の教科書では、645年ではなく646年と記載されています。
中大兄皇子や中臣鎌足が蘇我氏を打ち破った645年の政変を「乙巳の変(いっしのへん)」と呼び、「改心の詔(みことのり)」が出されたのが翌646年であることから、現在の教科書では「大化の改新」の年号は646年としています。
『士農工商』の表記はない!?

江戸時代の身分制度として有名な「士農工商」ですが、実は江戸時代にはそのような差別構造は存在していなかったようです。
1990年代から近世史の研究が進み、士農工商という身分制度や、上下関係がなかったことが明らかになりました。武士は支配層として上位になりますが、他の身分については、上下、支配・被支配の関係はないと指摘されています。なので実際は、武士、百姓、町人の3つに分類されていて、百姓や町人でも功績が認められれば武士になることも可能でした。
さいごに
今と昔の教科書の違いについて、皆さんはいくつご存じだったでしょうか?
今後も研究や調査によって教科書が変更されるような発見があるかもしれません。
すでに学んでしまったことを覚え直す機会はなかなかないと思います…
しかし、改めて学習することで知識を深めるきっかけや思いがけない楽しみに繋がるかもしれません。
※引用元
帝国書院|https://www.teikokushoin.co.jp/faq/detail/941/
東京書籍|https://www.tokyo-shoseki.co.jp/
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