◷2023.10.03
こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。
「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉を耳にしたことはありますか?
近年、 Z世代を中心に動画などを早送りで視聴する人が増えているそうです。
メリットが多そうな「タイパ」ですが、最近の研究では脳や身体への悪影響を指摘する声も。
今回は、「タイパ(タイムパフォーマンス)」についてお伝えします。
Z世代が重視する「タイパ」とは
かかった時間に対する満足度をあらわす言葉で「タイムパフォーマンス」の略語です。
短い時間で満足度の高い効果や経験が得られたならば「タイパが良い」と言えます。
特にZ世代はタイパを意識する傾向が強く、映像を倍速で見たり、別の作業をしながら映像を見るといった行動をしている方が多いようです。
85%のZ世代が「タイパ」を重視している
引用元:『SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)』
「ながら見」「倍速」「スキップ」「ネタバレ」で効率化
引用元:『SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)』
「タイパ」が浸透した背景
「タイムパフォーマンス(タイパ)」が注目されるようになった背景には、どのような背景があるのでしょうか。
デジタルツール・IT技術の進化
近年のデジタルツール・IT技術の急激な発展により、大量の情報を一度に処理することが一般的になりました。たとえば何か調べものをする際、ユーザーは検索エンジンでキーワード検索をかけるだけで数多くのwebページを目にします。
インターネットを中心に今後も情報は増え続けるばかりですが、1日が24時間であることは変わらないため人々が情報収集にかけられる時間は今も昔も同じなのです。
そのため、より少ない時間で効率的に情報を得られるタイパが浸透して言っている理由のひとつといえるでしょう。
「デジタルネイティブ」と呼ばれるZ世代間での流行
生まれたときからデジタルツールやインターネットが生活の一部であるZ世代は情報を取捨することに慣れていると言えます。膨大な情報の中から自分に有益な情報を選ぶには、効率的な情報収集を行う必要があります。よって、タイパが重視されることになったのではないでしょうか。
「タイパ」による影響と危険性
「タイパ」のための行動は効率的でメリットが多いように感じますが、実際はどうなのでしょうか。
ここからはタイパのデメリットや問題点についてお伝えします。
深い思考ができなくなる
表面的な部分だけを見て物事は判断することに慣れてしまうと、じっくり考えるということが出来なくなってしまうかもしれません。また、タイパによって経緯や意図を見落としてしまうことも。
短慮な考えを繰り返すことによって、「せっかち」「短気」になってしまっては本末転倒です。
「タイパ疲れ」は体に悪影響
通常のスピードで映像などを見ている場合は、副交感神経が優位になり、リラックスした状態になります。しかし、「タイパ」を重視し倍速で視聴した場合は、交感神経が優位になりストレスを抱えた状態になってしまうのです。「頭痛がするようになった」「目が疲れる」など、身体の不調が出てくることも。結果として、身体に様々な影響が出てくる可能性があるのです。
さいごに
一見、時間を有効に使えて現代社会を生きるためにはメリットが多い「タイパ思考」。
もうすでに「ながら見」「倍速」「スキップ」などが習慣化している方も多いのではないでしょうか?
また、コンテンツやサービス提供側にもタイパが求められることは間違いないでしょう。
「倍速視聴」などは、一般に広がってからまだ日が浅い行動様式です。
今後はバランスよく生活や仕事で「タイパ」を上げることが重要となっていくでしょう。
※引用元
SHIBUYA109 lab.|「Z世代の映像コンテンツの楽しみ方に関する意識調査」
JCASTトレンド|タイパ重視「倍速視聴」の危うさ
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