こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。
11月に入り、そろそろ26卒向けの就職活動がスタートしようかという時期に入って参りました。この時期、学生は夏季インターンシップの結果を受けて業界分析を行ったり、秋季インターンシップに参加して更に業界理解を深めたりします。就職活動において重要なのは、企業と学生のマッチングです。学生を選ぶのは企業ですが、企業を選ぶのもまた学生です。
Z世代の学生は果たして、働くうえで何を重視しているのでしょうか。今回は、Z世代の求める働き方に迫り、理想のキャリアを築く一助となるヒントをお届けします。
理想の勤務形態
以前はオフィスに出社するのが当たり前でしたが、コロナ禍を通してだいぶリモートワークを導入する企業も増えてきています。特にZ世代の学生は、コロナ禍で学生時代を過ごしているため、オンライン授業の文化が根付いています。その影響もあってか、下図にある通り43.7%の学生が、理想とする働き方を「出社とテレワークを適度に組み合わせたハイブリッド」と回答しています。2016年以前に入社したミレニアル世代の人は「できる限り毎日、オフィスに出社する」と回答した人が43.7%なので、コロナ前の社会人経験の有無によって傾向が異なることが分かります。ただ、完全にリモートになってしまうことへの不便性もZ世代の学生は体験しているため、ハイブリッドを求める声が多いのでしょう。
企業にあると嬉しい制度
就職先の企業にあると嬉しい制度としては「週休3日制」が圧倒的に人気です。これはZ世代の学生にかかわらず人気を集めていますが、「フレックス制」や「副業」の人気も高いことから、これらのメリットは就業経験のない学生にも伝わりやすいことが考えられます。他の数字はそこまで高くはありませんが、Z世代の学生の回答数が他の世代よりも多いことから、Z世代ほど諸制度に関心が高いことが分かります。企業側は、Z世代の学生を採用する際、社内制度の充実を「メリットが学生に伝わりやすい言葉に置き換えて」アピールする必要がありそうです。
働きたい場所
働きたい場所としてZ世代の学生の53.8%が、「自分の出身地などの地元」と回答しています。他の世代でも地元での就業が人気ですが、就業経験のない学生からも地元での就職が人気の理由の背景には、情報や商品の入手格差が少なくなってきていることが考えられるでしょう。都会は家賃や物価も高いため、わざわざ電車に乗って働きに行くよりも慣れ親しんだ地元で働いた方が安心できるといった理由も考えられるかもしれません。この結果は、今まで上京学生に人材を取られていた地方の企業にとって、大きなアドバンテージになると推測できます。
重要視するポイント
Z世代の学生が職業や会社選択で重要視するポイントとしては、「時間や場所に柔軟な働き方ができる」「安定している」「給与が高い」の3点が挙げられますが、この項目はどの世代でも共通しています。しかし、Z世代の学生は38.7%もの人が仕事に対して「やりがい」を重視していることが読み取れます。何を持ってやりがいとするかは個人の価値観によると考えられますが、職種や企業風土など様々な観点からやりがいをアピールする必要はありそうでしょう。また、女性の社会進出が進んだことにより「育休制度の充実」への関心が低かったり、SDGsやD&Iへの関心が高かったり、社会問題への貢献を重視する学生が多いことが分かります。
まとめ
さて、ここまでZ世代の学生が働くうえで重視するポイントを振り返ってきましたが、いかがだったでしょうか。これらの魅力を簡潔に、最大限アピールすることが「タイパ」を重視するZ世代の学生には刺さるのかもしれません。学生側の需要を機微に読み解き、企業側の供給を上手く満たすマッチングした採用活動ないし就職活動になると良いですね。
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