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「10105」「045105963」一体何の暗号!?これが分かったら○○世代!







こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。


タイトルの「10105」や「045105963」などを見てピンときた人は40代以上の方かな?

そうです。40代以上には懐かしの「ポケベルの暗号」です!


今日は20年以上前に国内で大流行し、日本流の使用方法が世界にも飛び出した「ポケベル」について調べてみました!


ポケベルの歴史


ポケベル(またはポケットベル)は、無線通信デバイスのタブレットで、1970年代から1990年代にかけて特に日本で広く使われていました。


普及(1980年代):

1980年代に入って、ポケベルは急速に普及し、ビジネスや一般の人々に広く受け入れられました。特にビジネスマンや医療関係者、緊急時の連絡手段として利用されました。



デジタル技術の導入(1990年代初頭): 1990年代初頭には、デジタルから技術への移行が行われました。デジタルポケベルは、アナログよりも高い通信品質や機能を提供しました。



ピークと後退(1990年代以降後半): ポケベルは1990年代にピークを迎えましたが、同時に携帯電話の普及が進むとともに、ポケベルの需要が減少し始めました。 携帯電話は通話やテキストメッセージングなどの機能を提供し、より広範な通信手段として受け入れられました。



サービスの終了(2000年代以降): 2000年代に入ると、ポケベルの利用は急速に減少し、多くの通信事業者がポケベルサービスを終了しました。 特に日本では、2007年にNTTドコモがポケベルサービスを終了しました。



この暗号分かる?



さて、表題の「10105」「045105963」の答え合わせです。


「10105」=「いまどこ」


「045105963」=「おしごとごくろうさん」


です。


これらは、日本語で読める数字を充てがった暗号です。

このほかにも以下のような暗号があります。



「104510」=「今仕事」

「49106」=「至急TEL」

「1056194」=「今からいくよ」

「500731」=「ごめんなさい」

「104106」=「あいしてる」

「39」=「サンキュー」

「889」=「はやく」

「3470」=「さよなら」

「4649」=「よろしく」

「8181」=「バイバイ」

「09106」=「起きてる」

「02106」=「待ってる」


などなど。探せばまだまだありそうです。



マクドナルドの暗号

2021年4月、マクドナルドが突如ポストした内容がX(旧ツイッター)で話題に上がりました。



これは先ほどまでの語呂合わせのような数字を当て字で読むスタイルではありません。ポケベル後半期の数字を打ち込んででポケベルにメッセージを送れるスタイルのものです。

これを読み解くにはポケベル文字入力表が必要です!


ポケベル期後半の文字入力表

ポケベル期後半になると、電話機で数字を掛け合わせて打ち込むことでポケベルに文字で表すことが出来るようになりました。その文字入力表がこちらです。



例えば、「今から行くね」というメッセージを送りたい場合、

「12712191122354」と打ちます。


メッセージに自分の名前も入れたい場合は、空白の88を入れて自分の名前を入れます。

例えば、「あさこ」という名前だったとした場合、

「1271219112235488113125」と入力すると、

「いまからいくね あさこ」と表示されます。


さて、この表があれば先ほどのマクドナルドの暗号が読むことが出来ますね!

6404 69 25 03 6505 44 45 6105 12 63 43 21 43 67

こちらの正解は、

「ベ ー コ ン ポ テ ト パ イ ふ つ か つ?」(ベーコンポテトパイ復活?)

となります!

数字にしてみたらとても大変…(笑)


でもポケベル世代の人は懐かしく面白く感じたのではないかなと思います。マクドナルドのマーケティング戦略すごい!


海を渡った日本のポケベル文化

1990年代は高校生たちの間で大ブームとなったポケベルですが、当時の高校生たちは上記の表を頭に入れ込んでいて高速打ち出来る人が多くいました。高校生たちは休み時間のたびにテレフォンカードを手に持ち、公衆電話に長蛇の列を作っていたなんていうこともありました。


そして、この文化がなんと海を渡ったというのです!

それは、日本のお隣、「韓国」


日本のポケベルブームは韓国にも伝わり、韓国でも10~20代の人気アイテムになりました。日本と同じように暗号文が色々生まれたそうです。

日本ではポケベルのことを「ベル」と呼びましたが、韓国では「ピッピ」。

人気ドラマ『応答せよシリーズ(1988、1990、1994)』などでは、ポケベル⇒PHS⇒携帯への変化を知ることができます。


日本と同じように当て字や語呂合わせ、数字の見た目などでメッセージを作っていたようです。

一部紹介しますね。


1365244=あいしてる (1年365日24時間愛している)

486=あいしてる(サランへのハングル語「사랑해(4画・8画・6画)」から)

8282 パリパリ / 早く早く

1004 チョンサ / 天使

1414 食事でもしましょう(「1414/シップサ・シップサ」を用い、「食事食事/シックサ・シックサ」を表現」)


残念ながら、日本のように変換表を見つけることはできませんでした。


さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

今となってはサービスごと終了してしまったポケベルですが、その当時どっぷりポケベル世代だった人には懐かしく面白い内容となったでしょうか。

暗号を送りあう文化、とても面白いですね。今もLINEなどで使うことはできるし、使ってみたら意外と使い勝手が良かったりするかもしれません。ハマっちゃうかもしれませんよ!



アサヒコミュニケーションズでは集客・販促・売上UPなど様々なご相談にお答えします!

ぜひ、お気軽にご相談ください!


 


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