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【夏に増加】食中毒を予防しよう

こんにちは、アサヒコミュニケーションズです。


暑さと湿気で細菌が繁殖しやすく、食中毒が多くなるこの季節。

「冷蔵庫に入れているから大丈夫」が通用しない?

梅雨明けから夏本番にかけて、食中毒のリスクがぐっと高まる季節です。

気温と湿度が高いこの時期は、わずかな油断が思わぬ体調不良の原因になることも。

今回は、夏の食中毒対策についてまとめました。

 

 

食中毒の主な原因菌

まず食中毒を引き起こす原因と状況については以下のことが挙げられます。

  • サルモネラ菌(卵、鶏肉など生肉)

  • カンピロバクター(鶏肉など食肉全般 動物の腸管に生息)

  • 病原性大腸菌 O-157(牛レバー 家畜の腸管に生息)

  • ウェルシュ菌(煮込み料理 動物の腸管、土、下水)

  • セレウス菌(米や小麦など)


カンピロバクターによる食中毒は近年増えていて、特に鳥刺しや生焼けの状態の肉を食べたことで発症することが多いようです。また、食中毒の症状が軽い場合でも、感染から数週間後に手足のまひや呼吸困難などが生じる末梢神経疾患を引き起こすことがあります。カンピロバクターは75℃以上で1分以上加熱すれば死滅します。食材の中心まで火が通っているか確認することが大切です。


「加熱」で死滅しない菌、「冷蔵」でも繁殖する菌に注意

ウェルシュ菌・セレウス菌は、なんと100℃の熱でも死滅しないといわれています。


ウェルシュ菌はスープなどの汁物や、粘性のある煮込み料理などで繁殖しやすい菌です。

ウェルシュ菌は加熱されているときは、熱に強い殻に閉じこもって休眠しています。調理後すぐ食べれば、殻の中で休眠したまま排出されるため、食中毒の危険性はありません。

しかし調理後に常温で放置し、料理の温度が50℃前後に冷めてくると、ウェルシュ菌が活動し始め、あっという間に繁殖してしまいます。素早く荒熱を取り、冷蔵庫に入れましょう。


セレウス菌はチャーハンや焼きそば、お弁当などに潜んでいます。ウェルシュ菌と同じく熱に強いため、高温で長時間加熱しても死滅しません。穀物類の大量作り置きは控え、作ったら食べるか、小分けにして冷蔵庫で保管するようにしましょう。


家庭で実践、食中毒対策~基本編~
  1. 調理器具の衛生管理

    生肉や魚を切った包丁・まな板はすぐに洗って消毒する(熱湯やアルコールスプレー)

    使い分けが理想的(例:生肉用・野菜用でまな板を分ける)

  2. 手洗いの徹底

    特に生卵・生肉を触った後は石けんで丁寧に手洗いする

    タオルの共用は避ける(細菌が広がりやすくなるため)

  3. お弁当や作り置きは“よく冷まして”から蓋をする

    熱いまま蓋をすると蒸気が水滴になって細菌が繁殖しやすくなる

    さっと荒熱をとり冷蔵庫へ

  4. 自然解凍はNG

    冷凍食品の自然解凍は常温に置く時間が長いと菌が繁殖するおそれあり

    電子レンジや冷蔵庫での解凍が安全


意外な落とし穴に注意!

保冷バッグの保冷剤、長時間放置すると…?

保冷剤が効かなくなると、バッグの中の温度が一気に上がり、食材が傷みやすい状態に。特に気温の高い日は、短時間でも注意が必要です。安全に使うためには、保冷剤は多めに用意し、なるべく日陰や冷房の効いた場所に置くようにしましょう。また、凍らせたペットボトルを一緒に入れると、保冷力が長持ちします。「冷えているはず」と油断せず、こまめなチェックと対策で、夏の食中毒を防ぎましょう!


 


まとめ

夏の食中毒は油断をついてきますね。加熱しても死なない菌がいるとはちょっと怖いです。毎日のちょっとしたひと手間や心がけが、健康を守ることにつながります。暑い季節こそ「きちんと気をつける」を習慣にしたいですね。

食中毒の主な原因菌(カンピロバクター、サルモネラ、大腸菌など)は「温度・湿度・栄養分」の3条件がそろうと一気に増殖します。

夏はこの条件がそろいやすいので、「こまめに洗う・冷やす・火を通す」の三原則を意識してみてください。



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