こんにちは。アサヒコミュニケーションズです。
9月1日は「防災の日」。
今年の8月は地震や台風が多くありました。今は平時よりも防災に対しての意識が高まっている状態かもしれませんね。
今回は防災と防災意識について調べてみました。
防災に対しての意識はどのくらい?
中部電力ミライズ株式会社様調査
中部電力ミライズ株式会社は、防災の日(9月1日)に向けて、全国47都道府県の男女1000名を対象に「防災に関する調査」を実施しその結果を公表しています。
「自身の防災に対する意識は?」という質問に対しての回答で、非常に高まっているが7.5%、高まっているが19.8%、やや高まっているが33.3%と、全体の約6割が防災に対しての意識が高まっているということがわかりました。
年始の大規模地震が記憶に新しく、また、8月には南海トラフ巨大地震につながる恐れのある地震が起きたことや、8月後半からは地震だけではなく台風も頻発していることもあり、より意識を高めた要因と言えそうです。
災害の備えはできていますか?
意識は高まっている状況ではありますが、備えはどうでしょうか?保存食や飲料水の準備ができている人はどのくらいいるのでしょうか。
中部電力ミライズ株式会社様調査
結果を見てみると、「十分に備えている」と回答した人はわずか4.5%!
ある程度備えている、少しだけ備えているを合わせると半数以上が備えているとの結果ですが、十分であるかと問われるとそこまでの自信はないといったところでしょうか。
かく言う筆者の私も十分であるかと聞かれたらそこまでじゃない。。。です。。
では、備えていない理由について見てみましょう。
中部電力ミライズ株式会社様調査
保存食・飲料水を備えていない理由としてあげられたのは、「保管場所がない」29.7%、「何を備えればいいのかわからない」23.6%、「もったいない」19.6%となっています。
一番多い理由の「保管場所がない」ですが、これは確かにそうだな、と思ってしまいますね。
どのくらいの備蓄が必要なのか、スペースとも相談しながら準備する必要があります。
しかし、今までに被災された方々の話を聞くと、やはり備えていてよかった、や、備えがあればよかったなどの声が多く聞こえてきます。
被災経験者が語る“持っていて良かったもの、持っていれば良かったもの”
被災された経験のある方々の持っていてよかったもの、持っていればよかったものの声がこちらです。
「台風で家が停電したとき、懐中電灯を持っていて良かった」(三重県・28歳女性)
「携帯ラジオで情報を早く得られた。ただ、乾電池持ってなかったため、長い時間はラジオを使えなかった」(愛知県・69歳男性)
「食料と飲料水の備蓄は役立った」(山口県・44歳女性)
「備蓄食料は持っていれば良かった。役立ったのは懐中電灯、ラジオ、合羽など」(長野県・48歳男性)
「飲料水。冬だからよかったものの夏の場合は死活問題」(兵庫県・45歳男性)
「食品のストックやトイレットペーパー等の紙類のストック」(神奈川県・37歳女性)
「水道が出なかったから、水を持っていれば良かった」(三重県・51歳女性)
「あって良かったのは、生理用品、飲料水、ウエットティッシュ。あれば良かったのは、ライト、食料、毛布」(佐賀県・25歳女性)
「携帯トイレを持っていればよかった。断水しており、外で用を足すしかなかったから」(山形県・34歳女性)
「トイレをしばらく使えるだけの水を持っておけばよかった」(静岡県・27歳男性)
「バッテリー、非常食、ホッカイロ」(福井県・29歳男性)
「スマホの充電器、モバイルバッテリー、飲み物」(富山県・51歳女性)
「モバイルバッテリーやカセットコンロ、クッキーなどの非常食は助かった」(岩手県・44歳男性)
「蓄電池を持っていたらよかったと思う」(滋賀県・27歳男性)
「普段使いようPC用UPS。 落雷停電でもデーター保存が出来た」(長野県・60歳男性)
「カセットコンロとボンベ。ガスが止まってもカップ麺などを食べられるから」(京都府・45歳男性)
「サンダル。持っていたが、自宅内で使うという発想がなかった。食器が落下して大量に割れ、真夜中だったので怪我が怖かった」(北海道・40歳男性)
「現金。停電でATMが使えなかったから」(宮城県・43歳女性)
中部電力ミライズ株式会社様調査より引用
飲料水、トイレ用の水、食料が多くあがっているようです。
やはり保存食と飲料水、水は備蓄しておいたほうがよさそうですよね。
どこにストックしておく?
備蓄としての保存食や飲料水の保管場所は、床下収納やクローゼットの隙間など、普段取り出しにくい場所でも大丈夫。防災用備蓄は登場頻度として高くないので取り出しにくい場所でもよいのです。
賞味期限の問題を解消!ローリングストックとは?
保存食や飲料水をストックしておくことで気になるのはその賞味期限ですよね。先ほどの保存食や飲料水を備えていない理由に、「もったいない」という回答が多くありましたが、「もったいない」というのはストックしておいた保存食や飲料水が賞味期限切れになってしまうという前提があるからかもしれません。
確かに出番がないとそのままになってしまいますね。
それを解消するのが「ローリングストック」です。
「ローリングストック」とは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、 賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、 常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
ローリングストックは、災害などの緊急時にも対応できるだけでなく、食品の無駄を減らし、経済的な無駄遣いを抑える効果もあります。
また、ローリングストックを実践することで、非常時に慌てて買い出しに行く必要がなくなり、心理的な安心感も得られます。特に災害時には、すでに混乱した状況で新たに必要なものを調達するのは困難であるため、事前に準備しておくことは非常に重要です。さらに、家庭内の食生活が豊かになるという利点もあります。普段から多様な食材をストックすることで、毎日の食事のバリエーションが増え、健康的な食生活を維持することにもつながります。
このように、ローリングストックは、非常時の備えとしてだけでなく、日常生活の質を向上させる手段としても非常に有益です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
防災の意識を高く持ちつつもなかなか行動に起こせないという方も多いかと思いますが、今回の記事が少しでも備えをするきかっけになれたら嬉しく思います。
普段から意識を高めに持ち、いざという時に慌てないで済むようにしておきたいですね!
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